製造現場や物流現場では、照明条件の変化や金属部品の反射によって、画像の一部が白飛び・黒つぶれしてしまうケースがあります。
特に外観検査や認識用途では、わずかな欠陥や印字の視認性が重要になるため、撮像性能が検査精度や認識性能に大きく影響します。
今回の動画では、弊社USBカメラに搭載している「QuadHDR」技術をご紹介しています。
QuadHDRとは?
QuadHDRは、異なる露光情報を組み合わせることで、広いダイナミックレンジを実現するHDR技術です。
通常の撮影では、暗部に露光を合わせると明部が白飛びし、明部に合わせると暗部がつぶれてしまうことがあります。
QuadHDRでは、複数の露光情報を同時に取得・合成することで、明るい部分から暗い部分まで、より自然で見やすい映像を実現します。
動画で見るQuadHDRの効果
動画内では、QuadHDR OFF / ON の比較映像を掲載しています。
QuadHDR OFFでは、照明の反射や周辺光の影響によって、一部のエリアが見えづらくなっています。
一方、QuadHDR ONでは、暗部と明部の情報が改善され、対象物の形状や印字などが視認しやすくなっている様子をご確認いただけます。
特に以下のようなシーンで効果を発揮します。
- 金属部品検査
- 樹脂成形品検査
- 印字・刻印確認
- ロボットビジョン
- 物流・搬送システム
- AGV / AMR向け認識用途
FA・マシンビジョン用途にも最適
QuadHDRは、照明変化が大きい環境下でも安定した画像取得を実現できるため、さまざまなFA・マシンビジョン用途への活用が期待されています。
例えば、以下のような用途で有効です。
- 外観検査装置
- 自動搬送設備
- バーコード・OCR読み取り
- 半導体・電子部品検査
まとめ
QuadHDRは、明暗差の大きい環境でも高い視認性を実現し、検査精度や認識性能向上に貢献する技術です。
従来は撮影が難しかった高輝度環境や反射物の撮像においても、より安定した画像取得が可能になります。
動画では、QuadHDR ON / OFF の比較を通して、その効果をわかりやすくご紹介しています。ぜひご覧ください。