研究開発

CISの技術開発活動について

品質への取り組み イメージ

これまでの当社の特長は、CCDを駆動する技術、具体的には、CCDを定格以上の速度で駆動しつつ、少ないノイズ、高い信頼性を両立させるところにありました。
ところが、ご存じの通り、イメージセンサーの世界においては、今、まさにCCDからCMOS技術へのパラダイムシフトが進んでおります。
このような時代の推移を踏まえ、当社では、従来の我々の強みに代わる新たな付加価値を、”Sensor & Interface”、”Image Processing”、”Software”、そして“Packaging”の4つの分野に求め、そこに積極的に投資を行うことで、当社独自の価値を生み出して参ります。

より広く、より早く (Sensor & Interface)

マシンビジョンの世界では、太陽光パネル、平面ディスプレー用パネルの検査といった用途に、より広い領域を、より早く検査できる装置に対する要望が高まっております。 このような市場ニーズに応えるため、当社では、より高解像度・高速な製品の実現を目指し、鋭意製品の開発を進めております。

その一例として、当社で特許を取得した「画素ずらし」の技術を用い、安価でありながら、100メガ ( 1億 ) ピクセル以上という高解像度を実現した製品を発表致しました。

このように、キャプチャできる映像の解像度が高まる一方で、映像の出力速度が追いつかないことにはその便益を享受できません。

当社は、PoCL (Power over Camera Link)PoCL-Lite といった産業用デジタル・カメラと画像入力ボードを接続する規格の仕様策定において、業界で主導的な役割を果たして参りましたが、さらに高速な次世代規格の策定ならびに実用化においても、これまでと同様業界のリーダーとしての活動を続けて参ります。

PoCL:Power Over Camera Link 電源供給線を追加したCamera Link Interface。ケーブルの一本化、容易な接続が可能となった。従前のCamera Linkと同様、デジタル伝送長は10m。
規格標準化に於いて、日本国際問題研究所 ( JIIA ) のメンバーとして当社が中心的な役割を担った。
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PoCL-Lite:Power Over Camera Link-Lite 現在新たなデジタル規格として標準化が進行中の、PoCL 派生Interface。14ピン細径ケーブルによる信号伝送が可能なので、トータルシステムのコストダウン及びカメラの更なる小型化が図れる。当社では22mm角サイズを実現した。
規格標準化に於いて、日本国際問題研究所 ( JIIA ) のメンバーとして当社が中心的な役割を担っている。
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よりきれいに (Image Processing)

当社が約30年間にわたって蓄積して参りましたセンサー駆動技術、低ノイズ技術をはじめとする高品位な映像については既にご評価を頂いておりますが、そこに、新たに、当社オリジナルのISP ( Image Signal Processing, カメラ画像処理 ) 技術が加わりました。

今後、色補正、シェーディング補正、二値化処理、HDR ( High Dynamic Range ) 処理、収差補正、ノイズ抑制等についても、当社独自の技術を製品に搭載し、セキュリティ、マシンビジョンのみならず、食品、医薬品検査、あるいは医療用途のカメラとしても独自の付加価値提案を行って参ります。

より賢く (Intelligence & Software)

現在の多くのカメラは、画像センサー、すなわち「目」として、撮った画を処理装置に出力する、という機能を担うのが一般的でした。ところが、組込プロセッサの高性能化には目覚ましいものがあり、わずか数年前のパソコンの性能をまるまるカメラに内蔵することも可能となっております。

これにより、従来は無理だとされていた、複雑な画像処理もカメラの内部で行うことができるようになりました。

CISでは、「目は頭脳を持つ」という信念の下、他社に先駆けて、画像処理の機能を内蔵したインテリジェントカメラを開発して参りましたが、ここで特筆すべきなのが、ソフトウエアの重要性です。従来型のカメラでは、カメラのモード制御をするだけの必要最低限の機能さえ満たしていれば済んでいましたが、今後のインテリジェントカメラにおいては、その頭脳であるプロセッサを制御し、プロセッサの指令を伝達する手足の役割を担い、さらには、このプロセッサで処理されるアプリケーションそのものもソフトウエアで処理をする、というように、ソフトウエアの重要性が格段に高まります。

当社はソフトウエア開発の専任チームを擁しており、組込ソフトウエアならびに画像処理アルゴリズムの開発に当たっております。

当社が従来から得意とするハードウエアと、ソフトウエアを高い次元で融合させた、独自製品を開発して参ります。

そして、製品に (Packaging)

最後に、そしてもっとも重要なのが、製品へとパッケージングをする技術です。

ここでのキーワードは、「製品企画」「小型」「高速」そして「信頼性」です。

「製品企画」については、まずなによりもお客様のニーズ、そして市場に存在しているシーズを鋭敏に察知し、いち早く製品化をしてゆく能力が必要不可欠です。当社では従来必ずしも得意とする分野ではありませんでしたが、今後は企画提案力を磨き、そして、迅速な開発を可能とするべく、設計プロセスについても全面的に見直しを致します。

続いて、「小型」「高速」そして「信頼性」。 従来より、当社製品は「小型」「高速」を特徴としておりましたが、2009年には他社に先駆けて22mm cubicの機体のカメラをリリース致しました。今後、高速・高解像度化が進展していくなかで、より一層の小型化を実現するためには、これまでより数段階高いレベルでの低消費電力化、放熱設計技術と、徹底した信頼性評価が求められます。当社では、高度なシミュレーションと、これまで以上に厳格な耐久性評価を実施することにより、お客様に安心してご利用頂ける高品質の製品を提供して参ります。

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