当社では、1991年より自社ブランドの産業用カメラを製造、販売して参りましたが、一貫して「自社技術」にこだわった製品開発を続けて参りました。爾来20年、当社もなんとか中堅カメラメーカーの一翼を担うところまで成長できたのではないかと自負しておりますが、これも、愚直に、「小型」「高速」そして「高性能」を追求し、またお客様のご要望に対し、迅速な対応を心がけて来たことが、一定のご評価を頂けたことによるものと信じております。
当社でも、リーマンショックを端緒とする世界同時不況の影響を免れることはできず、2009年度は大きな打撃を受けました。 逆風の中、従業員一同痛みを分かち合い、聖域を設けずに固定費削減を実施し、漸次需要が回復したことにより、何とか雇用を守りつつ、going concernとして存続できました。この危機を契機に、より筋肉質の企業へと変身できたように感じます。
ここで手綱を緩めることなく、設計から製造に至るすべてのオペレーションをたゆみなく見直し続けることで、さらに筋肉質で、より俊敏な会社へと生まれ変わり、より早く、より良い製品をお客様にお届けして参りたいと考えております。
さて、カメラを取り巻く状況を俯瞰致しますと、まさに、今、CCDからCMOSへの技術の大転換期を迎えている、と申しても過言ではありません。
これまでの当社の最大の武器はCCDを駆動するノウハウにあり、CMOSへのシフトは、従来の強みが無くなるということでもあります。
困難な状況ではありますが、当社では、たとえ自己否定につながろうとも、過去にとらわれることなく、CMOS技術に真っ向から取り組んで参ります。 その上で、新たに4つのコア技術分野を特定し、そこに重点的に経営資源を振り向けることで、これまで以上にユニークで、かつお客様に喜んで頂ける製品を開発して参ります。
最後に、私共にとって一番大切なのは、お客様との信頼関係です。 皆様から頂戴するご意見、ご要望、そして叱咤のお言葉が私共にとってなによりの財産です。是非、当社ならびに当社製品に関する忌憚の無いご意見をお聞かせ下さい。
今後とも益々のご愛顧を賜りますよう切にお願いを申し上げます。
株式会社シーアイエス
代表取締役社長
山中成介